交流の広場

街道を歩く

第5話 奥多摩街道と拝島宿

▲中宿付近の奥多摩街道(昭島市拝島町)

 江戸と甲州を結ぶ甲州街道。甲州街道は立川で日野橋を渡り八王子へと向かいます。奥多摩街道は、そこからさらに西へ向かい、青梅市内で青梅街道と合流して奥多摩へと続いています。

 かつては、八王子と日光を結んだ日光街道と拝島で交差し、拝島は宿場町として栄えていました。永正18年(1521年)、多摩川の対岸に滝山城が築かれ、拝島宿はその城下町的な性格も持ち合わせていました。村内は街道に沿って上宿・中宿・下宿に分かれ、八王子や甲州と江戸や日光を往来する人で賑わいました。

 拝島を越えると、街道は福生市熊川付近から玉川上水に沿って蛇行しながら進みます。羽村の玉川上水取水口を横目にさらに進むと、やがて青梅市内へ入ります。福生市や羽村市もかつての中心地はこの奥多摩街道の周辺地域でした。やがて人口の増加に伴ない鉄道(現JR青梅線)が整備され、奥多摩街道と平行して新奥多摩街道が開通。これらを中心に街の宅地化が進んでいきました。しかし、現在でも奥多摩街道沿いには寺院や神社、古い民家が多く、旧街道の面影を残しています。

   ▲玉川上水に沿って街道が続く
    (福生市福生)
▲街道沿いの玉川神社
  かつての西多摩小学校発足の地(羽村市羽中)