交流の広場

野鳥の里「春夏秋冬」

第13話 森のナルシスト「キビタキ」

▲森のナルシスト「キビタキ(オス)」
 写真提供 : (財)日本野鳥の会 岩崎 和男 様

さえずりを聞いてみる♪
 
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 黄色と黒色のコントラストが鮮やかな「キビタキ」は、4月下旬から5月にかけて南から日本に渡ってくる夏鳥。色彩に加えて美声の持ち主で、国内で最も美しい鳥の一つに数えられています。

 キビタキの英名は「ナルキッソス・フライキャッチャー」といいます。「フライキャッチャー」とは、飛びながらハエのような小さな昆虫(フライ)を「キャッチ」することからつけられ、一方の「ナルキッソス」とは、古代ギリシャ神話において、水面に映る自分の美貌に魅せられ、そのまま一輪の花(水仙)になってしまったという伝説の美少年の名前に由来します。欧米では、水仙のことを「ナルシス」と呼び、「ナルシスト」の語源もこれに由来します。

 秋も深まる11月頃、「キビタキ」は、越冬のため東南アジア方面へと南下していきます。

●野鳥を見てみよう

 去る7月4日、(財)日本野鳥の会奥多摩支部主催の「探鳥会」に参加しました。午前9時に羽村堰をスタートし、多摩川沿いを探索。当日は小雨模様ながら、双眼鏡を覗くとそこはまさしく野鳥の宝庫!耳を澄ますと静かな空間に野鳥のさえずりがこだまし、午前中だけでメジロやダイサギ、カイツブリ、セキレイをはじめ約30種の野鳥を観察することができました。
 なお、探鳥会は羽村堰、昭和記念公園、狭山丘陵などで週2回程開催。野鳥ボランティアの方による解説や、双眼鏡など観察道具の貸出しもあります。一般の方もお気軽にお申し込みできますので、ご家族で参加されてみてはいかがでしょうか

▲メジロのヒナを観察する参加者の皆さん