交流の広場

野鳥の里「春夏秋冬」

第49話 謎に満ちた美しい鳥 「アオバト」

▲アオバトの謎はいつ解明される?
写真提供 : 石丸 喜晴様

≪アオバトの特性≫
分 類
 ハト目・ハト科
全 長
 約33p
特 徴
 @雌雄の見分けは雄の翼の色。
 A生態のほとんどが未解明。
 B海水のほか、塩分を含んだ
   温泉水や工場排水なども飲む。
生息地

 山地帯の広葉樹林に生息。

採 餌
 果実、木の実など。
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  「平和の象徴」とされている鳩。その中でも特に美しい「アオバト」は、全身オリーブ色を基調とし、 頭から胸にかけては黄色、腹部は白、嘴は青という見事な鮮やかさ。オスは翼の肩の部分がブドウのような紫色をしています。
  実はこのアオバト、現在もその生態があまり解明されていない謎めいた鳥なのです。 まず、巣を見つけるのが大変難しく、抱卵や育雛時の雌雄関係や役割分担についても不明な点が多いのです。 そして驚いたことに、海水や温泉水など塩分を含む水を飲む、世界でも稀な鳥なのです。 海水を飲む理由はまだ解明されていませんが、アオバトの餌である木の実や果実には塩分がほとんど含まれておらず、 それを補うためではないかと言われています。アオバトが海水を飲みに集まる場所として、 北海道小樽市と神奈川県大礒町が有名ですが、大礒町では毎年5月初旬から10月頃までの早朝と夕方、 岩場でその姿が見られるようです。
 アオバトは日本列島と中国の一部だけに分布し、国内では留鳥として主に低地から山地の森林に生息します。 「アオーアオー」と大きな声で鳴きますが、その姿は森の緑色に隠れてしまいなかなか見ることができません。 そのミステリアスさもまた大きな魅力ですね。