交流の広場

野鳥の里「春夏秋冬」

第65話 蝶ネクタイが目印「ヒガラ」

▲小さな身体ですばしっこく動くヒガラ
写真提供:日本野鳥の会 関根常貴 様

≪ヒガラの特性≫
分 類
 スズメ目・シジュウカラ科
全 長
 約11p
特 徴
 @ユーラシア大陸の温帯から
  亜熱帯で広く繁殖。日本では
  北海道から屋久島までほぼ
  全国に分布。
 A雄雌同色で、成鳥は頭が黒く
  短い冠羽がある。
 B樹洞やキツツキの古巣等に造巣。
生息地
 主に針葉樹林
採 餌
 昆虫類、クモ類、種子など
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 ヒガラ(日雀)は北海道から屋久島まで全国で数多く生息している小さな可愛い鳥です。スズメよりも小柄な身体は11p程しかなく、カラ類の中でも最小となります。
 福生市の鳥として以前ご紹介した「シジュウカラ」と良く似ていますが、シジュウカラが市街地で容易に見かけられるのに対し、ヒガラは主に針葉樹林に生息しているので、街中ではそう頻繁に出会えるわけではありません。
 しかし、冬季は標高の低い場所に移動し、またカラ類は混群で動くことがあるので、シジュウカラの群れのなかに実はひっそり居たりします。
 一番簡単な見分け方は、まず胸に注目してください。黒い模様がネクタイのように縦長なのがシジュウカラ、三角形の蝶ネクタイのように見えるのがヒガラです。また、翼の白い線が一本ならシジュウカラ、二本ならヒガラです。頭上にある短い冠羽が少しだけツンと立っているのも目印になるでしょう。地鳴きは、細く高い声で「チー、ツィツィツィ」と聞こえます。
 この季節、シジュウカラの群れの中に一際小さな個体がいたら、そっとチェックしてみてください。それは針葉樹の林から下りてきた「ヒガラ」なのかもしれません。