交流の広場

野鳥の里「春夏秋冬」

第66話 鳥の王様〜オオワシ〜

▲鋭い瞳で彼方を見つめるオオワシ
写真提供:日本野鳥の会 関根常貴 様

≪オオワシの特性≫
分 類
 タカ目・タカ科
全 長
 雄88p・雌102cm
特 徴
 @主に冬鳥として北日本に渡来する。
 A雄雌同色で、雄は雌より一回り
  大きい。若鳥は全体が黒褐色で、
  尾は白い部分が多い。
 B絶滅危惧種であり、1970年に天然
  記念物に指定されている。
生息地
 海岸・河口・湖沼など
採 餌
 大型の魚類、鳥類などの動物
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 鮮やかな黄色い嘴に堂々たる体躯。オオワシの風貌は、まさに鳥の王者と呼ばれるに相応しい貫禄です。
 雌雄同色ですが雌の方が雄よりも一回り大きく、雌の体長は1m、翼を広げると2m50pにもなります。
 夏季にロシア東部で繁殖したオオワシは、冬には北海道や本州北部に越冬のために飛来します。猛禽類である彼らの食糧は魚類や鳥類、動物の死骸などで、飛行している状態からでもその鋭い爪を使って獲物を得ることが出来ます。また猛禽類らしく、時には他の鳥類から獲物を奪うこともあるようです。
 オオワシはその身体が非常に大きいので、長時間羽ばたくことが苦手です。その為上昇気流を利用し、大きな翼をハングライダーにように広げて鮮やかに飛んで行きます。
 生息数の減少から日本では1970年に天然記念物に指定され、国内希少野生動植物種として保護されていますが、昔はその尾羽が弓矢の矢羽根として用いられていました。 通常、鳥の尾羽は12枚なのですが、オオワシは14枚あります。真っ白で丈夫なその尾羽は最高級の矢羽根として珍重され、かつてはアイヌの民の貴重な貿易品であったようです。有名な戦国武将たちも戦場で使ったのかもしれませんね。