交流の広場

野鳥の里「春夏秋冬」

第77話 キレイな黄色が目印「キセキレイ」

▲お腹の黄色にご注目
写真提供:日本野鳥の会 鈴木君子様

≪キセキレイの特性≫
分 類
 スズメ目・セキレイ科
全 長
 約20p
特 徴
 @雄雌はぼ同色だが、雄の方が
  黄色が濃い。
 A繁殖期は番で縄張りを持ち、非
  繁殖期には単独で行動する。
 Bカッコウに托卵されることがある。
生息地
 渓流、河川、湖沼の水辺など
採 餌
 昆虫類、クモ類等
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 キセキレイは漢字では「黄鶺鴒」と書き、その名の通り黄色が目印のスマートな鳥です。頭から背中にかけては灰色で下腹部は美しい黄色、そして目の上には白い眉班があります。雌雄はほぼ同色ですが、お腹の黄色は夏の繁殖期になるとさらに鮮やかになり、雄は喉が黒くなります。
 以前ご紹介したハクセキレイは、その旺盛な生命力で近年分布を広げ人間の多い市街地でもよく見かけられるようになりましたが、キセキレイは個体数も少なく、渓流や川原などの水辺を好んで生息しているため、ハクセキレイほど頻繁には出会えないかもしれません。かといって明確に棲み分けしているわけではないので、時折セキレイ同士での激しい縄張り争いをしている場面も見られます。キセキレイは優雅な姿の割に縄張り意識が強く、攻撃的な一面もあるようです。
 餌は主に水生昆虫類で、セキレイの特徴である尾羽を上下に振りながらのウォーキングで水辺を歩いて捕食します。また、飛んでいる昆虫類を空中で捕まえるフライングキャッチも得意です。
 水辺で「チチンチチン」という可愛い地鳴きが聞こえたら振り返って見てください。黄色い綺麗な野鳥がすぐ側に来ているかもしれません。