交流の広場

野鳥の里「春夏秋冬」

第78話 名ハンター、都会へ「オオタカ」

▲オオタカの虹彩は輝く
 写真提供 : (財)日本野鳥の会 松浦 洋二 様

≪オオタカの特性≫
分 類
 タカ目・タカ科
全 長
 雄・約50cm 雌・約56cm
特 徴
 @雌雄ほぼ同色。雌の方が雄
  よりも大きい。
 A九州以北で留鳥であるが越冬
  の為に移動するものもある。
 B一夫一婦制。約37日の抱卵の
   後、約40日で巣立つ。
生息地
 平地から山地、河川、農耕地など
採 餌
 中小型の鳥類、小型哺乳類。


 
 
 その昔、殿さまが鷹狩りに使ったオオタカ(猛禽類)は、国内では九州以北に生息する留鳥です。その名の通りさぞや大きな鷹かと思われがちなのですが、実はその大きさは雄が約50p、雌が56p程で、カラスとそう変わりません。

 オオタカの幼鳥は上面が褐色です。やがて成長すると換羽し、頭から尾にかけての上面の色が暗青灰色に変化します。漢字では「大鷹」の他に「蒼鷹」とも表記されますが、これは成鳥の翼の色の青みからきているのでしょう。

  ハンターとしての腕は相当なもので、ハトやカモ等の鳥類だけでなく、ネズミやウサギ等の小動物も餌とします。時速80キロの猛スピードで接近して狙った獲物をキャッチし、水中に押さえつけて窒息させる方法は何ともダイナミック。弱肉強食の世界のトップに君臨するのも納得です。

 一方で、オオタカはかつてその生息地の開発や密猟などによって数が減少したため、種の保存法に基づいて国内希少野生動物種に指定されました。その保護活動が功を奏し、最新の調査では関東地方とその周辺で五千羽を超えるまでに増加しました。現在は東京23区内でも、その凛々しい姿が確認されています。