交流の広場

野鳥の里「春夏秋冬」

第85話 水上のオスプレイ「ミサゴ」

▲鋭い爪で魚を捕獲したミサゴ
 写真提供 : (公財)日本野鳥の会 松浦 洋二 様

≪ミサゴの特性≫
分 類
 タカ目・ミサゴ科
全 長
 雄約55cm、雌約64cm
特 徴
 @日本では留鳥だが、寒冷地のも
 のは冬季に移動する。
 A雌雄同色であるが、雄よりも雌
 の方が大きい。
 B魚を主食とし、水中に足から飛
 び込んで捕食する。
生息地
 海岸、河川、湖沼等
採 餌
 魚類


 
 オスプレイ、といえば米軍の垂直離着陸の出来る航空機を思い浮かべると思いますが、このオスプレイという名前は鷹の仲間であるミサゴの英名です。

 ミサゴは日本では北海道から沖縄で繁殖する留鳥で、主に魚を主食とする猛禽類です。海岸や河川などの上空を飛びながら、抜群の視力で水中の魚を見つけ出します。空中をホバリングしながら狙いを定め、これぞと思う獲物を見つけると、足を前に突き出して豪快にダイビング。ミサゴの逞しい足指にはギザギザとした棘のような突起があり、しっかりと獲物を捕まえるのに役に立ちます。また密生している羽毛は水をよく弾くため、水中でも行動しやすいのです。こうして捕まえた魚を、ミサゴは一定の食事場所に持ち帰ってから食べます。

 ミサゴの名前の由来には諸説あるようですが、餌を獲る時の「水」を「探る」という行動から来ているのではないかとも言われています。また「魚鷹(うおたか)」という異名で呼ばれることもあり、まさにミサゴの採餌を良く表していると言えそうです。

 同じ猛禽類のトビとは大きさも似ていますが、ミサゴの腹部の色はトビよりも白いので、そこで見分けて下さいね。