交流の広場

野鳥の里「春夏秋冬」

第98話 黄色の冠羽が目印です 「ミヤマホオジロ」

▲冬の陽を浴びるミヤマホオジロ(雄)
 写真提供 : (公財)日本野鳥の会 松浦 洋二 様

≪ミヤマホオジロの特性≫
分 類
 スズメ目・ホオジロ科
全 長
 約16cm
特 徴
@日本には冬鳥として渡来する。主に西日本が多く、対馬では繁殖例もある。
A冠羽と喉が黄色。雄は胸に黒い三角模様。尾がやや長い。
Bホオジロやカシラダカと混群を作ることがある。
生息地
平地から山地の林、草地など
採 餌
植物の種子、昆虫類など


 
 黒と黄色に彩られた冠羽がピンと立っているのがなんとも可愛らしい鳥、ミヤマホオジロ。彼らは朝鮮半島、中国東北部からウスリーにかけて繁殖し、日本には冬鳥として渡来します。

 漢字では「深山頬白」と書きますが、実際にはさほど奥深い山に居るわけではなく、平地から山地にかけての林や草地で見ることが出来ます。しかしとても臆病な性格ですので、あまり開けた場所には出て来てはくれません。危険を察知すると冠羽を立ててサッと飛び立ってしまいます。

 英名のYellow-throated Bunting(黄色い喉)が表す通り、頭部と喉の鮮やかな黄色がとても印象的なミヤマホオジロですが、雌は雄に比べると地味で色のコントラストもはっきりはしていません。そのため姿の似ているカシラダカと間違えやすいのですが、よく見ると雌も目の上と喉はほのかに黄色味を帯びていますので、そこに注目すれば見分けることができるでしょう。

  食性は雑食で昆虫やクモ類も食べますが、地上に落ちているイネ科やタデ科の植物の種子を啄むことが多いようです。

 繁殖期以外は小群で行動するミヤマホオジロですが、時にホオジロやカシラダカなどと混群を作っていることもあります。群れの中にひときわ目立つ黄色い冠羽を持つ鳥がいたら、チェックしてみてくださいね。