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野鳥の里「春夏秋冬」

第4話 福生市の鳥「シジュウカラ」

 かつて、中西悟堂氏による「野鳥村」建設計画の舞台ともなり、多摩川を始め豊かな自然が残る福生市。現在、福生市の鳥として制定されている「シジュウカラ(四十雀)」は、全長約15㎝とスズメほどの大きさで、全国の平地や山地、市街地などに広く生息している留鳥(一年中同じ地域にいる鳥)です。頭が黒く、ほおが白いことから「ホオジロ」と間違われやすいのですが、「シジュウカラ」は背面が緑色がかったグレーで、のどから胸、腹にかけて、黒いネクタイのような帯があるのが特長です。この帯が太いのがオス、細い方がメスとなります。


 巣は、樹木の穴や割れ目、ブロック塀の排水口、郵便受けなどを始め、巣箱も好んで利用するなど、穴の中に作る習性があり、主に昆虫やクモ、木の実、果実などを採食します。春から夏にかけての繁殖期は、なわばりを形成して単独もしくはつがいで生活しますが、その後は数羽から十数羽の群で活動し、街中では秋から冬にかけて多く見られます。


 平成2年、福生市制20周年を記念し、市民投票により「シジュウカラ」が「福生市の鳥」に選定されました。

シジュウカラ

シジュウカラ
写真提供:(財)日本野鳥の会 岩崎 和男 様


シジュウカラ

シジュウカラがデザインされた福生市のレリーフ(JR福生駅西口通りにて)


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