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街道を歩く

第7話 五日市街道の現在

 五日市街道は、JR武蔵五日市駅前から杉並区高円寺南(梅里)で青梅街道に合流するまでの約42㎞の街道です。五日市街道は、武蔵五日市駅から伊奈を抜けて秋留台に入ると、辺り一面にトウモロコシ畑や果樹園が広がる田園地帯の真ん中を通っています。そのため、この辺りの街道には「トウモロコシ街道」との愛称が付けられました。その後、しょうが祭りで知られる二宮神社の脇を抜けた街道は、多摩川を渡ります。大正時代まで現役だった渡し舟「牛浜の渡し」は姿を消し、現在は多摩橋を大型トラックが行き交います。


 牛浜を越えた五日市街道は、米軍横田基地の第5ゲート前、国道16号線とのT字路で右折し、大きく迂回させられます。青梅街道や日光街道と同様に、横田基地によって街道が分断されてしまったのです。本来の街道は、そのまま西砂方面へ直進していました。


 その後、立川市砂川町から小平、吉祥寺と街道はさらに東へ向かいます。道の両側に続くケヤキの大木が、街道の歴史を偲ばせています。


五日市街道の現在
写真1

【写真1】牛浜の渡し付近の多摩川


写真2

【写真2】旧五日市街道(写真右)との合流地点
(立川市西砂町)